”文学少女”と飢え渇く幽霊

2冊目。
うん。やっぱり面白いね。

でも今回の題材は「嵐ヶ丘」で、私は読んだことないので少し残念でした。
でも読み終わった後は「嵐ヶ丘」いいかも。読んでみよっかな?なんて思っちゃいました。多分読まないけどw


ちなみに最近常々思うのが、古典はやっぱり大事だな、ということです。
今回のように、ライトノベルでも何かしら古典をモデルにしていたりしますし、本職のプログラマーの世界でも、WEBだとかクラウドだとかいう新しい言葉は生まれるけれども、根本には UNIX の哲学とか、ネットワークとか、Windowsとか、ローレベルのプログラムとかを知っておかなければいけないんだよね。とはいっても、今はそれだけでは飯は食えないというのはあるけれど。


ちなみに、2冊読んで気づいたのですが、似ていますね。同じフレームに載っているように思いました。
なんか、こうやって同じところがあるとかいうのをつい探してしまうのも職業病なのかもしれません。(偉そうなことをいうつもりはないのですが…)

こんな感じのフレームワーク

  • 日常の描写(最後にここに戻るための伏線貼り)
  • ちょっとしたトラブル発生
  • だんだん深みにはまっていく(なぞを少し解決し、次に新しい謎が生まれる的な)
  • クライマックス(第一の解決)
  • だけど本当は…(第二の解決)
  • エピローグ代わりの告白
  • 日常へ戻るための伏線紡ぎ

こうやってまとめるまであまり気にしていなかったのですが、最後に日常に戻るための伏線というのが実は1つのフレームワークだったりするのかもしれません。(というか、あんまりミステリーは読まないので、私が知らないだけで実は一般的な手法なのかもしれませんが)


ということで、フレームが似ているのであまり急いで読むと飽きちゃうかもしれないですね。ストーリーものではないですし。
ゆっくりいきましょっか。

”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)

”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)